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リンカーン日誌

或る量的遺伝学者のテニュア取得までへの道

このブログについて

このブログはネブラスカ大学リンカーン校に所属するGMが執筆しています。基本的には大学院留学時代の軌跡を記した動物遺伝系大学院留学記 - ウィスコンシン大学マディソン校に進学した或る量的遺伝学者の留学記の続編ですが、今後は留学生ではなく駆け出しの量的遺伝学者であり、留学日誌ではなく研究日誌です。

遡ること6年前の留学記には以下のように記しています。

もう思い残すことはない。河合継之助の言葉を胸に刻む

「天下になくてはならぬ人になるか、有ってはならぬ人となれ、沈香もたけ屁もこけ。牛羊となって人の血や肉に化してしまうか、豺狼となって人間の血や肉をくらいつくすかどちらかとなれ。」

少なくとも5年に及ぶであろう、PhD取得へ通ずる道程は今ここから始まる。

生まれてこの方、学生という立場でしたが、これからは研究・教育の両者に従事しながら自分の研究室を率いていくPrincipal Investigator (PI)になります。発言・行動に関する裁量が拡大するとともに責任が伴う地位になります。またアメリカのアカデミアでは新人PIは必ずテニュア・トラックという道を歩むことになります。このブログは新人PIの大きな目標であるテニュア取得に向けた研究記・ 身辺雑記が中心となります。テニュアの有無は自分の研究人生を左右することですが、テニュアのために研究する訳でもないので、いい意味でプレッシャーを味わいながら人生を楽しみたいと思います。

松尾芭蕉曰く。

古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ。

Do not seek to follow in the footsteps of the wise; seek what they sought.

上記の芭蕉の言葉を胸に秘めながら新たな旅の始まりです。