リンカーン日誌

或る量的遺伝学者のテニュア取得までへの道

初めての大学院講義

2016年初めての投稿になります。ようやく2016年春学期が終了しました。今学期は初めて講師として講義を担当していました。大学院時代にティーチング・アシスタントの経験はありますが、1学期を通じて講師として講義を受け持ったことは初めての経験です。ブログの更新が滞っていた理由は、他でもなくこのためです。

担当した講義は大学院レベルの「Statistical Genomics」です。過去に同様な講義はなく、僕が新しく開講した講義になります。1講義75分のクラスを週2回、学期を通して計30回の講義を行いました。学生の内訳は動物科学科と作物栽培学科が半々、さらにはポスドクも3名ほど聴講してくれました。授業中ですがスライドは極力使用せずにホワイトボードを用いて、数式を丁寧に追ったつもりです。大変やり甲斐がありましたが講義の準備のために忙殺されて、肝心の研究の方はほとんど進捗はありませんでした..来年の春学期にも同様の講義を教えるので、2017年はもう少し時間に余裕が持てるはずと踏んでいます。講義のウェブサイトはこちらになります。

一息入れて研究を再開したいところですが、休む暇もなく来週からはブラジルのサンパウロ大学・ESALQにて1週間に渡る集中講義を担当します。今週の土曜日には早くも出発です。次回の記事はサンパウロ大学・ESALQ訪問記の予定です。