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リンカーン日誌

或る量的遺伝学者のテニュア取得までへの道

ESALQ訪問記 - 移動日 (5/14-15)

出張

今回はネブラスカ大学リンカーン校とサンパウロ大学との提携の一端としてサンパウロ大学にて1週間に渡る集中講義を行いました。動物科学科に所属する2名の動物量的遺伝学者と2名の動物栄養学者が代表として派遣され、僕は量的遺伝学の教員の一員として講義を受け持ちました。サンパウロ大学(USP、ウスピ)はサンパウロ州の9都市に計11個のキャンパスを持っていますが、サンパウロ市から2時間ほど離れた場所に位置するPiracicaba(ピラシカバ)には、とても有名な農学系の学科が集まったキャンパスがあります。このサンパウロ大学PiracicabaキャンパスはLuiz de Queiroz College of AgricultureまたはESALQ(エウザウキ、エザウキ)という別名を持ち、1901年にThe Piracicaba Technical Agriculture Schoolとして創立され、1931年に創立に多大な貢献をした人物の名を冠した現在の大学名であるEscola Superior de Agricultura Luiz de Queirozに変更されたブラジル最古の農学系大学です。そのためこの大学の研究者は論文執筆時の所属名にUSP/ESALQを用いるようです。特筆すべきことは農学系大学といっても物理学科、化学科、統計学科等を始めとして計12学科を備えており、すべては農学への応用を念頭にいれています。今回の一連のブログ記事ではESALQ訪問を写真を中心に簡単に振り返りたいと思います。以下はESALQ訪問記の移動日になります。また講義のウェブページはこちらです。

5/14(土):量的遺伝学者と栄養学者の計4名は14:49分発のUA3894便にてリンカーンからシカゴへ。待ち時間はスライド作成に当てる。続いて20:55分発のUA845便にてサンパウロへ。約11時間後の日曜日の09:50分にサンパウログアルーリョス国際空港に着陸。ESALQで動物栄養学を勉強している大学院生2名が空港まで迎えに来てくれる。ワゴンに乗り込みいざピラシカバへ。Piracicabaとは魚が止まる場所という意味らしい。12:00頃にESALQ滞在中の宿になるAntonio's Palace Hotelへ到着。

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チェックインには少し早すぎるので、スーツケースだけ預けてSal e Grill ChurrascariaでブラジリアンBBQであるシュハスコを食す。ブラジル人に人気のある部位はPicanha(ピッカーニャ)と呼ばれ、ランプ肉に相当するものらしい。

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食後はホテルに戻りチェックイン。写真は窓から市内の眺め。

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荷物を整理した後は2時間ほど昼寝を取る。18:30に遺伝学側のホストの1人であるESALQのLC教授と夕ごはん。ホテル近辺にあるドイツ料理を食す。彼は学部はブラジル、修士・博士はミシガン州立大学、サバティカルはUSDA-Beltsville。何でもブラジルのアカデミアではアシスタント・プロフェッサー、アソシエイト・プロフェッサー、フル・プロフェッサーはどこの学科・大学だろうと職階ごとに均一らしい。これではよい意味で競争心をあおらずよくないねという話をする。夕食後は明日からいよいよ始まる講義に備える。