リンカーン日誌

或る量的遺伝学者のテニュア取得までへの道

ESALQ訪問記 - 初日 (5/16)

以下はESALQ訪問記の初日になります。講義のウェブページはこちらです。

5/16 (月): 8:00に送迎車がホテルまで迎えに来てくれる。大学までは5分ほど。ESALQキャンパスは一軒家のような研究棟が並んでおりコールド・スプリング・ハーバー研究所を連想させる。まずはLC教授が率いているシークエンシング施設を見学させてもらう。Illuminaマシンが何台か揃っている。

午前9:00から講義開始。ブラジルの各地から集まってくれた参加者は約40名。ESALQ、サンパウロ大学のPirassunungaキャンパス、サンパウロ州立大学、またはエンブラーパにて動物遺伝学と植物遺伝学に従事している大学院生・ポスドクが中心。LC教授とともに今回のホストの1人であるGM教授にも再会。僕がウィスコンシン大学マディソン校にてPh.D.をしている時に、彼は同大学でサバティカルをしていた。

午前中は同僚がまず「米国の肉牛遺伝育種界隈」について、休憩を挟んで僕が「ベイジアン・アルファベットにおける事前分布」についての講義を行う。昼食はエンブラーパにて肉牛遺伝学の研究を率いているリーダーとProfessor's Restaurantにて共同研究の可能性について話す。どうやらESALQには学生用に格安の料理を提供するStudent's Restaurantと小綺麗なレストランで少し値段が高いProfessor's Restaurantがあるそう。写真はProfessor's Restaurant。

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午後は「ベイジアン・アルファベットにおける事前分布」に関してのRプログラミング。建物内ではWifiが届かず、ネット接続ができないという障壁があったが何とか乗り越える。16:30頃に解散。夕食はLC教授とGM教授の大学院生と一緒にどこかのモールにあるCasa da Esfihaでアラブ料理を食す。