リンカーン日誌

或る量的遺伝学者のテニュア取得までへの道

2016年度の研究費獲得状況

前回の記事では研究費獲得に関して述べてみたので、今回は2016年度のグラントプロポーザルの総括をしてみたいと思います。2014年の8月にネブラスカ大学リンカーン校に着任して、2015年は論文5本発表と内部グラント1つを獲得しました。2016年の個人的な目標は、この調子で論文を引き続き書きつつ、グラントプロポーザルの執筆にもっと力を入れることでした。結果として外部グラント4本と内部グラント2本を書き上げました。以下は詳細です。

外部グラント

  1. NSF-DEB (Co-PI) - 不採択
  2. NSF-IOS-EDGE (Co-PI) - 不採択
  3. USDA-NIFA (PI) - 不採択
  4. NSF-MCB (Co-PI) - 審査中

4本中1つがPIで残りの3つがCo-PIです。残念ながら最初に提出した2つのNSF(米国科学財団)とUSDA-NIFA(米国農務省-国立食糧農業研究所)は不採択でした。最後のNSFのプロポーザルが現在審査中です。

内部グラント

  1. Agricultural Research Division (PI) - 採択
  2. Research Council Interdisciplinary Grant (PI) - 採択

幸運なことにPIとして率いた内部グラントは2つとも採択されました。これで2017年の1月1日から計$100,000 + $20,000 = $120,000を使うことができます。また両者とも僕自身がPIなので大学内部では競争的な研究者であり、全米レベルでもやればできるかもという自信になりました。

2017年の目標は狭き門ですがやはり外部グラントの獲得ですね。