米国永住権取得
雇用ベースの永住権であるEB-1Bカテゴリ(Outstanding Professor or Researcher)、またの名では卓越した教授・研究者というカテゴリで米国永住権(グリーンカード)を取得したので申請記録を以下に記します。
- 09/27/2016 - 学科長にグリーンカードをサポートをして欲しいという主旨をメールにて問い合わせ
- 11/01/2016 - 進捗具合をメールにて確認
- 12/02/2016 - 学科長+秘書+International Student and Scholar Office (ISSO)との4人で打ち合わせ (recitation)
- 12/20/2016 - 日本一時帰国中に市役所にて戸籍と母子手帳の翻訳(予防接種の記録)を受け取る
- 01/04/2017 - 在シカゴ日本国総領事館で戸籍を提出して、英文の出生証明書を受け取る。総額$10
- 01/06/2017 - 移民関係の書類を扱う専門医がいる医療機関にて、I-693の手続き。ツベルクリン皮膚検査、Tdap、インフルエンザの予防接種と血液検査。DPTは子供の頃に何回か接種しているけどTdapは未接種だった。グリーンカード関連は保険が利かないので、総額$408を支払う
- 01/08/2017 - 申請用の写真(米国パスポートサイズ)をCVSで撮影。計6枚で$約40
- 01/09/2017 - 医療機関を再訪して医師の診察。ツベルクリン皮膚検査は陰性。その他も特に問題無し。封をされたI-693を受け取る
- 03/09/2017 - 必要な書類は全て自分で用意したのでISSOに書類の最終確認をお願いする
- 03/30/2017 - 米国市民権・移民業務局(USCIS)に郵送 。I-140、 I-485、 I-131、I-765の同時申請
- 03/31/2017 - 申請書類がネブラスカにあるUSCISに届く
- 04/13/2017 - 一部の申請書で古い様式を使用しているとの理由でUSCISに却下され返却される
- 04/21/2017 - 最新の様式をダウンロードしてUSCISへ再郵送。今回は無事に受理される。この日付がpriority dateとなる
- 04/27/2017 - I-797C Notice of Action for I-485が届く
- 04/28/2017 - I-140が認可される
- 05/05/2017 - バイオメトリックス(指紋採取等)通知書が郵送で届く
- 05/09/2017 - I-797C Notice of Action for I-765が届く
- 05/09/2017 - I-797C Notice of Action for I-131が届く
- 05/16/2017 - オマハにてバイオメトリックス完了
- 06/15/2017 - I-765が承認されてEAD (労働許可証)にAdvance Paroleが付随するCombo cardが手元に届く
- 08/22/2017 - I-485がネブラスカ移民局から別の都市にある移民局(ミズーリ州)へ移されたという通知を受ける
- 12/09/2017 - 面接通知書が郵送にて届く
- 12/20/2017 - オマハの移民局で面接。面接後にI-485(永住権)が認可されたこと、そしてグリーンカードが2週間を目処に郵送されると伝えられる
- 12/27/2017 - I-485受理通知であるI-797 Notice of Actionが自宅へ届く
- 12/30/2017 - グリーンカードが手元に届く
グリーンカードは10年間有効で更新は有効期限の半年前から可能らしいです。ちなみに申請中よく参考にしたのはimmihelpのサイトです(リンク1、リンク2)。僕自身のビザ遍歴はF1 (学生ビザ)-> OPT (米国大学・大学院卒業後の就労者)-> H-1B (専門職ビザ)-> 永住権です。思い返せば2008年5月に大学院生として渡米してから9年7ヶ月を経てようやくグリーンカードが取れたということになります。H-1B保持者ならグリーンカード申請中でも国外に出ても大丈夫だったのですが、過去にはビザの切り替え時に軟禁状態になることが数回ありました。今回のグリーンカード取得によって、もうそのような心配をすることがないのが一番嬉しいことです。また僕のために推薦状(申請者がいかに優秀で米国の国益になるか)を快く引け受けて書いてくれたアメリカ国内(3名)・国外(2名)の研究者5名に感謝します。