リンカーン日誌

或る量的遺伝学者のテニュア取得までへの道

研究室の月報

先月から自分の研究室の出来事を簡潔に記した月報を発表しています。この月報は自分が引退するまで毎月継続していくつもりです。8月号はこちらからどうぞ。

バンクーバーから戻って来た後の話ですが、この3週間で論文の査読依頼が5本も舞い込んだり、まだ自分自身で執筆したことがないのにグラントの査読まで依頼されたりと初めての経験ばかりです。査読依頼はテニュアを取得するまでは、基本的にすべて受け入れようと思っているのですが、さすがにこの頻度だと制限しない限り自分の研究に支障が出てしまいます。現行の制度だと査読者として指名された事実や従事した時間はまったく評価されないのですが、引け受けた以上は責任を持って完遂したいと思います。

テニュア・トラックの研究者として1ヶ月半が過ぎました。今週の木曜日には自分のセミナーが予定されています。また内部グラントの締め切りも刻々と迫って来ています。新人PI向けのイベントやトレーニングにも出席しないといけません。大学のPIはやはり大学院生とは全然違うということを実感した1ヶ月半でした。新鮮な経験ばかりですが毎日必死です。