リンカーン日誌

或る量的遺伝学者のテニュア取得までへの道

2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年学期末

前回と同じく簡潔な報告です。 11月の研究室月報を執筆しました。 年内2つ目のポスドク募集案内です。現在、統計学科・動物科学科@ネブラスカ大学リンカーン校では、統計ゲノム学・バイオインフォマティクスの分野にてポスドクを募集しています。僕自身はCo-…

2014年感謝祭

今週は感謝祭の週に相当するので、ようやく少し一息つけそうです。11月の近況報告です。 10月の研究室月報を執筆しました。 動物科学科@ネブラスカ大学リンカーン校では、量的遺伝学の分野にて現在ポスドクを募集しています。正式な英語のページはこちらにな…

2014年秋

過去2ヶ月程の近況をお知らせします。 カーネル法による全ゲノムを用いた表現型値予測の総説論文を発表しました。ネブラスカ大学リンカーン校着任後最初の論文になります。 大学院生募集の告知メールを英語メーリングリストであるAGDG-LISTとAnGenMapに流し…

2014 NCERA-225参加記

先週はモンタナ州ボーズマンで開催されたNCERA-225のミィーティングに参加しました。NCERA-225は毎年肉牛遺伝評価について議論する場であり、Station Reportsと称して各大学や機関が過去1年に行った研究・教育・アウトリーチ活動について報告します。僕は肉…

2014年日本一時帰国 - 年末年始

2014年から2015年に渡る年末年始は、労働ビザスタンプ申請のために一時帰国します。期間は12月中旬から1月中旬を予定しています。実現すれば約2年ぶりの帰国になります。北は北海道、南は沖縄まで足を延ばして旧友との再会やまだ面識がない人と直接会えるこ…

研究室の月報

先月から自分の研究室の出来事を簡潔に記した月報を発表しています。この月報は自分が引退するまで毎月継続していくつもりです。8月号はこちらからどうぞ。 バンクーバーから戻って来た後の話ですが、この3週間で論文の査読依頼が5本も舞い込んだり、まだ自…

WCGALP 2014

参加記 先週は4年に一度開催される学会であるWorld Congress on Genetics Applied to Livestock Production (WCGALP) に参加するためカナダはバンクーバーを訪れました。僕たちの分野である動物遺伝系の学会では最大規模を誇ります。第10回目になる今回は参…

米アカデミアの就職面接

アメリカのアカデミアにてPIとして独立するには、まず面接 (job interview) を勝ち上がらないといけません。 公募への応募過程は去年書いたこちらの記事(その1、その2)をご覧ください。上記で述べた書類選考を突破すると2〜3日間に及ぶ面接に呼ばれること…

研究室発足

先週の8月1日は正式な着任日でした。記念すべきその日は金曜日だったので何事もなく平穏に過ぎました。ちなみに夏の金曜日は教授陣も3分の2程しか出勤しないし、姿を現した人は大抵15時前には帰ってしまいます。何はともあれ、テニュア・クロックの針が進み…

19th Summer Institute in Statistical Genetics

先週は19th Summer Institute in Statistical Geneticsに参加するためシアトルに滞在していました。7/21(月)から7/25(金)の間に受講したのは量的遺伝学の2講義です。 Module 19: Statistical & Quantitative Genetics of Disease. 講師: John Witte (JW)…

ネブラスカ州での車両登録

他州からネブラスカへ引っ越してくる際に避けては通れない自動車関係の事柄をまとめてみました。ネブラスカ州では引越し後から30日以内に届け出ることが義務付けられています。リンカーン(ランカスター郡)の場合は、市内中心部に位置する自動車管理局 (DMV…

動物遺伝系大学院留学記でアクセス数の多かった記事

こちらの新ブログに移行してからもうすぐ2ヶ月になります。今回は旧ブログである動物遺伝系大学院留学記でアクセス数の多かった上位15の記事を羅列してみました。ただこの手のランキングは論文の引用数と同じで、比較的最近発表した記事は不利になるのでこの…

UC Davis Bioinformatics Training Program: 6日目

この記事はUC Davis Bioinformatics Training Programに参加してきたの6日目の参加記になります。

UC Davis Bioinformatics Training Program: 5日目

この記事はUC Davis Bioinformatics Training Programに参加してきたの5日目の参加記になります。

UC Davis Bioinformatics Training Program: 4日目

この記事はUC Davis Bioinformatics Training Programに参加してきたの4日目の参加記になります。

UC Davis Bioinformatics Training Program: 3日目

この記事はUC Davis Bioinformatics Training Programに参加してきたの3日目の参加記になります。

UC Davis Bioinformatics Training Program: 2日目

この記事はUC Davis Bioinformatics Training Programに参加してきたの2日目の参加記になります。

UC Davis Bioinformatics Training Program: 1日目

この記事はUC Davis Bioinformatics Training Programに参加してきたの1日目の参加記になります。

UC Davis Bioinformatics Training Program: 0日目

この記事はUC Davis Bioinformatics Training Programに参加してきたの0日目の参加記になります。

UC Davis Bioinformatics Training Programに参加してきた

先週はUC Davis Bioinformatics Training Programへの参加のためにカリフォルニア大学デイビス校を1週間訪れていました。この大学の起源はカリフォルニア大学バークレー校の農学専門学校としてまで遡り、その後1959年にカルフォルニア大学デイビス校として独…

研究室のウェブサイト

自分のウェブサイトをGitHub上に移行しました。巷で流行っているGitHub Pagesを利用しています。自分の研究室のウェブサイトはこちらになります。またソースはこちらです。トップページはなるべくシンプルになるよう心がけました。

進化量的遺伝学の短期集中講義

ネブラスカ旅行の前週は、アリゾナ大学から招待されたBruce Walshによる「進化量的遺伝学」の講義がウィスコンシン大学マディソン校にて5日間に渡って開講されました。毎日朝8時半から夕方5時まで丸一日です。彼の名はFalconer and Mackay (1996)と共に量的…

リンカーン旅行記 - 住居探し篇

5月の最終週は去年の面接以来初めてネブラスカ州リンカーン市を訪れました。目的は新天地での住居探しと新たな同僚への挨拶です。後者は今すぐには必要ないと思われる自分の研究関連の本の移動を兼ねていました。さすがにすべての持ち物を一度に車に収納する…

初めての就職活動顛末記

すべての事の始まりは昨年の夏にボスから届いた1通のメールでした。ちょうど自分はミシガン州にてインターンの最中でしたが、ドイツ滞在中のボスから「今年は数校がテニュア・トラック職を募集している。実際に採用されるかどうかは未知数だが、今のお前は有…

このブログについて

このブログはネブラスカ大学リンカーン校に所属するGMが執筆しています。基本的には大学院留学時代の軌跡を記した動物遺伝系大学院留学記 - ウィスコンシン大学マディソン校に進学した或る量的遺伝学者の留学記の続編ですが、今後は留学生ではなく駆け出しの…