リンカーン日誌

或る量的遺伝学者のテニュア取得までへの道

ESALQ訪問記 - 2日目 (5/17)

以下はESALQ訪問記の2日目になります。講義のウェブページはこちらです。

5/17 (火): 午前8:00に送迎車がホテルまで迎えに来てくれる。午前9:00から講義開始。今日は同僚が「ゲノミック選抜」についての概略を、休憩を挟んで僕が「最良線形不偏予測 (Genomic best linear unbiased prediction, GBLUP)」の統計的側面について話す。

昼食は遺伝学科に所属するAG教授と彼の大学院生に誘われて再度Professor's Restaurantへ。僕のウィスコンシン時代の博士論文審査委員であったブラジル人のGM教授がESALQを訪問するならぜひ彼に会いなさいと紹介してくれたのがAG教授。AG教授はESALQにて植物遺伝育種学でPh.D.ノースカロライナ州立大学でのポスドクを経て、現在遺伝学科で植物遺伝学を統計的にアプローチする統計遺伝学グループを率いている。TAGのアソシエイト・エディターでもある。どうやらESALQの遺伝学科に所属する教員はほぼみな植物を対象にする研究者らしい。彼の3名の大学院生も今回の講義に参加してくれているが群を抜いて優秀である。写真はパッションフルーツのムース。

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食後はAG教授が遺伝学科の建物を案内してくれる。

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続いて研究室にお邪魔しておしゃべり。

午後はGBLUPのRプログラミング。サンプルコードをネット接続がない場合を想定して書き直したので多くの問題は起こらず。講義後はLC教授がキャンパス内の散歩に誘ってくれる。広大でとても綺麗なキャンパスである。

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下記の写真は動物科学科の建物。GM教授のオフィスはここにある。

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大学上層部のオフィスがあるESALQの中心的な建物。歴史を感じさせる。

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夕食はLC教授とGM教授の大学院生がピザ屋さんに連れて行ってくれる。ここでバナナピザやチョコレートピザを始めとしたブラジリアンスタイルのピザを食す。